あなたの払っている年金は貰えると思いますか?
「国が何とかする」
「払った分は貰えるだろう」
このように考えているあなたは老後の生活で多いに苦労することになります。
ですが、今「あなたの年金」に興味を持っているのであれば間に合います。
日本の年金制度を理解し、必要な知識を紹介致します。
年金制度の現状、必要な知識を知ることが出来れば取るべき行動が分かります。
老後の心配をなくし、充実した老後を送りましょう。
Contents
無理のある年金制度
まず、日本の年金制度を解説します。
「今後の話が聞きたい」
「受給額が知りたい」
年金制度を理解しているのであれば飛ばしてください。
年金制度を理解することで必要な知識・行動が変わるので、年金制度の現状を理解しましょう。
国民年金・厚生年金などの公的年金の財源は働く人たちの保険料でほとんど構成されています。
よく勘違いされる例として、「保険料は積立てられ、65歳以上になるとその人の積立金が切り崩されて年金として払われる」というものです。
この方式を積立方式というのですが、これは民間の保険などで使われます。私達の年金は積立方式ではなく賦課(ふか)方式といい、働く人が納める保険料が高齢者に横流しされる仕組みです。
なぜこんな、高齢者にオイシイ仕組みができたのでしょうか?
国民年金と厚生年金は始まった由来はそれぞれ異なるので詳細を省きますが、1961年当時、厚生年金はなんと55歳から受給可能でした。
とはいっても男性の平均寿命は65歳でしたので、会社をやめてから老後の10年間を支えるための制度でした。
しかし現状を見て見ると、少子高齢化が進んだため年金受給が始まる65歳以上の方々は2019年で28%です。
そして2040年になるとさらに高齢化が進み40%弱まで迫る勢いとなっています。
2040年は今の40代の方々が60代に突入する頃でしょう。
こうなると、細かい計算をしなくても賦課方式が破綻することが分かると思います。
高齢者世代と生産年齢人口が同じだとすると、高齢者一人に月々15万円払うために会社員の保険料だけで15万円取らないといけなくなってしまうからです。
年金積立金とは? ~私達の受給額はいくらになってしまうの?~
将来的に賦課方式が破綻してしまうという事が明らかなので、国は既に対策をとっています。
これが年金積立金というものです。
年金積立金は国民が納めた保険金の一部を積立て、将来の年金支給額の一部として使うお金です。
つまり賦課方式だけでは年金がまかないきれないので積立方式も取り入れる、と国が認めたことになります。
運用しているのはGPIF、年金積立金管理運用独立行政法人という国の機関です。
テレビでもたまに紹介されているかもしれませんが、GPIFは積立金を貯金しているだけではありません。
外国株を購入するなどして積立金を増やそうとしています。
万が一GPIFが大損してしまったら、私達の年金はどうなってしまうのでしょうか?
参考になるのが2008年のリーマンショックです。
なんと154兆円から135兆円と、19兆円も溶かしてしまっています。
株に投資している分、ショックの時の影響が大きいのです。
さて、最近の話題はというとコロナウイルスの感染拡大ですが、株式市場に大きな影響を与えています。
日経平均株価は最大で30%弱、NYダウは35%も下落してしまいました。GPIFは一体どれだけ損を出したでしょうか?
2020年1-3月の成績が発表されるのは7月であるためまだ分かりませんが、恐ろしい損失を出しているかもしれません。
賦課方式が既に破綻しているな年金に老後の収入源を100%依存させて大丈夫なのでしょうか?
私達がもらえる年金はいくらになってしまうのでしょうか?お孫さんにおもちゃを買えなくなるだけでなく、医療費や食費まで圧迫されるかもしれません。
老後も貰える収入源を作る
現在の日本の高齢者雇用はどうでしょうか?
日本は年功序列型で高齢者を雇ってもどの位置に配置すればよいか分からない企業が多いようです。
そのため正社員としてではなくパートとして雇われることがほとんどと言われています。
老後の収入源のポートフォリオを考えた場合、年金以外に会社を選択するのは難しいでしょう。
そこで今回、年金・パート以外に老後の収入源となりえる備えを紹介致します。
年金に頼らないよう、老後の収入を確保しましょう。
年金のリスク分散に必要なもの
老後は労働収入(給料)が少なく、大損をした時に取り戻す時間が残っていません。
その為、投資家と同じように収入源を分散し、安定したポートフォリオを組む必要があります。
株式投資も運用をする上で必要な投資方法の一つですが、初心者のあなたが運用をすると損をするケースが多いです。
初心者が株式投資をポートフォリオに取り組む方法を紹介致します。
個人年金保険
こちらは国の公的年金と同様に、一定の期間もしくは亡くなるまでの終身の間、毎月お金がもらえる年金です。
公的年金とダブルで受け取ることになるため、仮に国からの支給額が減ってもリスクは軽減できます。
種類は主に3種類です。
確定年金 |
一定期間受け取れる。自分が亡くなっても期間内であれば遺族が受け取る |
有期年金 |
一定期間受け取れる。自分が亡くなったら遺族は受け取れない |
終身年金 |
生存中は受け取れる。遺族は受け取れない。 |
上記3種類が個人年金保険になっており、あなたに合ったタイプを選択しましょう。
変額保険と定額保険
上記の個人年金保険にも2種類に分類することができます。
定額保険 |
債券等の安定した投資で運用するため、予定利率(契約満了時)の金額が決まっている |
変額保険 |
株等の債券よりもリスクのある商品で運用するため、契約満了時の金額が決まっていない。 |
上記2種類を比べると、金額が決まっている定額保険の方がいい商品だと感じるかもしれませんが
変額保険は金額が決まっていない=利回り20%以上の受取金額になることもある
個人年金保険は10年以上の契約が多く、長期間の運用をするからこそ利回り20%以上が目指せる商品になっております。
最低限の保証を得ながら運用できる、保険での投資は人気がある商品になっております。
更に、保険以外にも株式投資・FX・不動産投資・・・様々な投資方法があります。
「投資が必要なことが分かったけど、やっぱり不安」
投資はあなたのお金が少なくなる可能性も秘めています。
ですが、投資は必要なことが理解できたあなたは「不安だからやらない」ではなく「不安だから相談したい」に切り替えましょう。
資産運用や将来の年金についての相談のためにファイナンシャルプランナーが存在します。
投資のプロに一度相談してみましょう。
さいごに
ここまでで年金制度のみでは老後の資金は足りていないことが理解できたと思います。
投資が分からないあなたの相談に乗ってくれるファイナンシャルプランナーがいることも理解出来ました。
ですが、投資で最も必要なものは知識ではなく行動することです。
行動しなければ知識をたくさん持っていても資産が増えることはありません。
今からの行動で老後の生活を豊かにしましょう。
まず相談することも行動の一つです。個別無料相談を受け付けております。
一人一人お客様にあったプランを一緒に作り上げて行きます。
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